眼鏡としては最も高価で贅沢なマテリアルの一つであるバッファローホーンを使用したアメリカのグラスィズアーティスト、BIRD&CAGE(バード・アンド・ケイジ)のコレクション、全6型が到着しました。2月25日から3月5日まで丸の内ショールームにてオーダー会を開催いたします。
今回はホーンと異素材の組み合わせや個性の強過ぎるモデルは抜きにして、割とスタンダードに位置する(それでも迫力がありますが)フレームを中心に揃えております。そして以前までは重々しいブラックカラーが中心でしたが、最近の私のテンションを少しだけ取り入れて、ホーンの天然の柄模様が入る上品なバージョンでもオーダーしています。このあたりは勿論好みですし後はどうしてもお顔に一番近いファッションの話になりますため生地の載せ替えがこのオーダー会では可能です。ということでバッファローホーンの素材スワッチを4つ用意してもらいました。あとは今年から採用されたゴールドカラーの蝶番やパッドアームも初お披露目となります。
現在、私のような年齢帯で言えば、簡素で工夫のないストレートな洋服の選択がベターになるフェーズへと突入してしまいました。BIRD&CAGE(バード・アンド・ケイジ)のコレクションは、私のような中年層が抱えるファッションの難題をクリアにしてくれる魔法があると考えています。極端な話、これさえあれば全体がそれらしく重たくまとまります。ある意味仕立てられた革靴や珍しい時計にのみ注力を注いだスタイリングバランスに近しいと言えるでしょう。そして顔に刻まれる皺が深くなればなるほどさらに熟成味が増すような、全てがヤング化した今の時代では珍しい「着用者に貫禄を与える」往年の存在感が魅力です。
日本では初となるオーダー会は25日から5日までです。場所は丸の内ショールームのため前日までにメールフォームから来店予約をしてください。納期は大体3ヶ月見ていただきたいです。デポジットはいただいておりませんがご注文後のキャンセルはできませんのでご注意ください。
メールでのご注文も受け付けています。ご希望のモデル番号とカラーをお選びいただき、お名前、お電話番号、発送先ご住所を明記の上メールよりお願いします。


















以上となります。いかがでしょうか?私自身もう3年も同じこのBIRD&CAGEのラウンドを着用しています。そしてなんと今回のもので3本目です。これはマックス氏が作る全てのデザインに言えることなのですが、結局は大前提にクラシックであることが根底にあり、前衛的になり過ぎることを実はある意味嫌っているのではないかと。この「個性は強いがギリギリ正統的」なラインに毎度乗せてくることがBIRD&CAGE最大の強みでありそして神業であると私は思っています。



それでは短い期間ではございますがオーダー会をお楽しみください。ご質問等もメールでお待ち致しております。