ROLEX 4220

A rare and attractive ROLEX OYSTER SPEEDKING reference 4220 with a stunning black gilt original “CALIFORNIA DIAL” and expansion bracelet from circa 1940’s.

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「最もアイコニックなビンテージロレックスとは」と聞かれて想像するモデルと言えばポール・ニューマンを挙げるコレクターが今現在では一般的です。しかし時代を遡り1980〜90年代頃の第一次ビンテージウォッチブームの中でのヒエラルキーのトップはどのモデルだったのでしょうか?

それは現在腕馴染みが良いとされる 38〜40ミリより遥かに小振りで、コロンと丸く愛嬌のあるケースにギトッと油ぎったミラーダイヤル、上段と下段で書体の異なる前衛的なデザイン。この「カリフォルニアダイヤル」こそかつて最も入手困難なプレミアムウォッチと唱える古参コレクターは少なくありません。


いやほんとに無いんです。状態がまともな個体が。

バブルバックを中心にこの頃の個体はボロボロが当たり前ですので後年にパーツ交換や夜光修正が入るのが定石だったのです

今回ご案内できますこちらの個体はオリジナルのラジウムがこんもりと残り、この年代は荒れ荒れで当たり前なミラーの質感も艶やかさがあり特別なコンディションを維持しています

(針だけは変な塗料が入っていたので入荷後インデックスの質感と色に似せた塗料で修正をしておきました)

初代スピードキングのケースは確か31ミリ。そこにテーパードしない1940年代のクロムウェル製のブレス。

情報量の多さとダイヤルの圧倒的な迫力により小振り感が無い。というか煩い。

後ろ姿

畳んだ時のこの塊感。

上半分がローマ数字、下半分がアラビア数字のこの特殊なデザイン

背景を調べるととても興味深い噂があります

1930年代、カリフォルニアで腕時計の修理技師により持ち込まれたROLEXのダイヤルをこのようなデザインに勝手に書き換えた一本が始まりだったのだとか。

後にそれを知ったROLEXがそのアンオフィシャルなデザインを見本に製作を開始した、という。だからカリフォルニアという名称になると。

信憑性のある真相の一つではありますが、本当のことは勿論不明。

以上です。ご興味ある方はこちらまで↓お問合せください。

dream@wolfandwolff.com