Made In Old Vegas

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1950年代のまさにあのエルヴィスの世界からタイムスリップしてきたかのような、ラスベガスを活動の拠点に置くトリオバンド、THE BLUE RIBBON BOYS。
ロカビリーでロックンロールなソウルはサウンドだけでなく、ヘアスタイルや洋服、さらにはベルトなどの小物に至るまでその全てが50年代のあのラスベガス黄金期に染まりきっている。

いい。すごくいい。完全無欠のイッツァショータイム。これを今この2021年にやっちゃうんですよ。メンバーもベガス在住で、このように派手なエンターテインメントなステージから、ギラギラした古いネオンが逆に哀愁すら感じさせるオールドベガスの小さなバーのステージまで、月に何度かショーを開催しているという。

さて、今回フィーチャーしたいのはギタリストの彼。マットさん。

なんと彼はデザイナー。
6月に彼のスタジオを見る目的でベガスに行ったのがきっかけで仲良くなりました。その時アポイントを入れたんですけどやっぱり彼はこういう男です。裏切りません。「まずはステージを見てほしい。話はそれからだ」と。よくないですか?ほんと今その理論を持ってる人なかなかいないですからね。本当の意味で好きを仕事にしている本物のロックンローラー。

で、ライブを見て、翌日スタジオ(家)に行って、打ち合わせ。その全道筋をカメラで100枚くらい撮ってたんですけど、そのSDを失くしたんです、前回。マットさんも「マジ!?失くしたの!?」って、なにやってんだよって感じでした。

で、今またベガスに来ている。6月にオーダーしてた物をピックアップするために。そしてこれはミラクルで、たまたまその日の晩がライブと重なっているという。

ちょっと早めに向かってディナー。会場のすぐ横にある古くから変わらないスタイルで営業してるステーキハウス、ゴールデンステアであからさまなやつ食べようとしたんですけど、人気が凄いんで1時間待ちなんですって。たしかに今のアメリカのレストランは予約がないとまず入れませんもんね。またいつか。

ステージはThe MINT。もともと歴史のあるカジノだったんですけど、今はステージ付きのバーとしてやってる感じ。ドアを開けるとお決まりのキスしまくってるカップル。それを避けてカウンターで飲み物を注文して、奥のステージへ。

やっと3人が立てるくらいの小さなステージ。照明はミラーボール。客席は椅子とかソファとかが雑に配置してあって、地元のじいさんとかがダラダラ見てたり、あとはたまにシュッとした業界っぽい人が真剣な表情でいたり。懐かしいけど、今見ると新しい。というか、ある意味セリーヌっぽくないですか?やっぱり元々はロスの人たちだからか、顔つきやオーラがモダンなんですよ。

で、MCで私に気を遣ってくれて「今日は日本からダチが来てるぜ」って紹介してくれて客席ヒューみたいな。「だから日本のカントリーをやるよ」って始まったんですけど全然知らなかったっていう。

そんなこんなでアメイジングなステージを見せてもらって、終演後マットさんと少し話した。その時話に割り込んできたじいさんがいて、「お前たち今日も熱かったな」みたいに言ってて、聞くと当時エルヴィスをプロモートしていた人だったので驚きました。他にも終始すごい偉そうな感じで見てたすごい派手なもみあげのおっさんも、ここベガスでは有名な「エルヴィスプレスリー愛好家クラブ」のリーダーでした。
やっぱり、ずっと好きな人はずっと好きなんだなって思った。

翌朝。

ダウンタウンから車で30分行ったところにある静かな住宅街。商品の受け取りのためにマットさんのスタジオへ。

また次回。

 

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