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Aram Vanerian

先日ウエストハリウッドにある居酒屋さんでジュエリーデザイナーのアラムと会った。

彼はここロサンゼルスで昔から代々続くクラシックなゴールドスミスの一族で、普段は王様とか王女様みたいな果てしない系の人たちに果てしないものを作っているんです。でもファミリーの中でもアラムはちょっと変わってて、そういう見るからに宝飾品なものも好きだけど、彼は洋服にも理解があって意外とビンテージの服とかも着てたりするんですよ。だからラフとかタフとか味のある服にも合うような控えめ?な指輪とかも作ってたりする。

居酒屋で瓶ビールをカッとかやりながら最近作っているというチェーンのコレクションを見せてくれた。とは言っても現物ではなくて実寸でプリントアウトした紙です。

こういうのをセーターの中とかにもう仕舞い込んでしまって、首筋からかろうじてちと見えるくらいでいいよね、とか盛り上がって瓶も空いていって、とりあえず一本買うよってなって見積もりを出してもらった。そしたら150万円くらいを言われた。行きたいけど生きたい。無理かな。

その後これは昔作ったやつだけどって見せてくれたのが、ちょっと短めの革紐にクロスのチャームがついてるチョーカー?的なネックレス。これなんだろう、懐かしい感じしませんか?やっぱり短いっていうのとエンドの留め具の雰囲気ですかね。これすごいよかった。

居酒屋さんの後でいい感じのワインのお店に連れてってくれて飲んでたら多分アラムが酔っ払ってきてて、本当の芸術は地球そのものなんだ、みたいなことを言い始めた。
なんでも、来年こそは日本に奥さんと一緒に遊びにきてオーダー会をやりたいって言ってくれて、その際にこの写真のようなエメラルドとかターコイズとかダイヤモンドの、その元の原石って言うんですか?採れたて感のある生の状態の塊を持ってきてくれるそうなんです。さらにゴールドの塊も一緒に陳列して、要は地球から生まれた自然の姿をお客さんに感じてもらって、そして実際にそれを削り出してその人のために作りたい、というなかなかにスピリチュアルなイベントを考えてくれていたんですよ。

それはヤバイねってなってこの夜は終わって、翌朝。

友達が見せたいものがあるって近所のダイナーで待ち合わせをして、見せてくれたのがこれ。ロンドンのリバティーの生地をただ裂いたもの。この形状になった時の柄の出方がいい感じだと思わないかっていう、ただそれだけ。朝8時半。

このチャームは何?って聞いたらエルイース(ペインター)のお母さんが先月ヨーロッパのお土産でってくれたアミュレット系のチャームみたいで、それに裂いたリバティーで合わせたという。鈴の音とか鳴るの今いいですよね。たしかにそういうのは欲しい。

昨夜のアラムも、この友達も、お母さんも、どこか共通して感じてしまうのが、神に触れようとしている(力を借りる的な)と言いますか、どこかやっぱりそういうムードを纏ったアクセサリーが気になっているんだと思った。わかる。嫌いじゃない。

あとでアラムにこのピロピロの紐の写真を送ったらいいじゃん!ってなって、ここに合う感じの小さいゴールドの何かを考えてみるよって言ってた。

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