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Daniel Bag

シーシーさんとの約束通り翌日スタジオに行ったら渋滞でまだ来ていなくて、代わりにパートナーのダニエルさんがいました。

彼はインテリアのデザイナーで、スタジオには沢山のファブリックがストックされています。決して質の良い生地だけが好きというわけではなく、色味や柄が個性的なものを選んでいる感じが好印象。
上の写真はインテリア用に使う生地で余ったものをリサイクルしたマスク。これは昨日のお店のスタッフを始めハリウッドのカッコいい人たちがつけているのですが、基本的には一点物のため被らないんです。
以前うちで販売した時に真っ先に注文してくれたのは刺繍作家の冲潤子さんで、あぁなるほどなと毛色は違うけどシンパシーは似ているような気がしました。なんか納得しちゃいませんか?

ライトも布製。継ぎ接ぎになっていて糸が垂れていますね。このタラーっと垂れた糸の先まで光が染み渡るところが素敵。きっとこういうものがハリウッドヒルに建つ家の100畳のリビングの5mの天井から吊るされるんでしょうね。想像すると素敵すぎてうちには無理。

シーシーさんが来るまでに時間がかかるのでせっかくなんで注文する流れに。かといってマスクじゃない物となると全然イメージが無くて、何ならちゃんと自分が毎日使える物が良いと真剣に考えてみました。

そこで思いついたのが最近よく使っている、特に思い入れもない安物の古い布バッグ。エコバッグみたいな大きさです。こういう簡単なノリのアイテムをマスクのようなポップなパッチワークで作ったら可愛いくないですかね。

私のバッグの上にこう布を置いてイメージを作ります。タグも相性がよさそうだから表につけようと位置を決めるため色々な箇所に置いていたら、これいくつも付いてた方がカッコいいねと盛り上がりました。
やはりこういう瞬間なんです。この瞬間のために私のような職業は本来あるんですよ。私は英語が達者ではないためこういう作業は詰まるところハートとハートのぶつかり合いなんです。どのようなリレーションシップが生まれるかで完成度が全然違うんです。

そして最後に値段の話に当然なるわけですが、ダニエルさんとしては判断が難しいはず。そもそもマスクは40ドルくらいでしたが、その背景にはCOVID-19の影響があり、ボランティアのような意味合いも込めての値付けであり、そこにクリエイションフィーは入っていないんですね。
上のラグは作品でありたしか200万円くらいするんです。そして当然そこにそういう値段を支払うクライアントがいるわけで、その方々からしたらあまり面白い話ではないと思うんです。かといって何万円もするエコバッグを作りたいわけでもないそうなので少しそこは考えたいと言われました。

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